ヴァイル/カペラ・コロニエンシスによるワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」全曲


ワーグナー 歌劇「さまよえるオランダ人」全曲
 ヴァイル/カペラ・コロニエンシス
 独ハルモニアムンディ 2004年ライヴ 82876640712
82876640712

昨日のブログ更新ではミヒャエル・ホーフシュテッター指揮ルートヴィヒスブルク城音楽祭管弦楽団の演奏によるヴェルディ歌劇「トロヴァトーレ」全曲の新譜について書きましたが、その記事の中でピリオドオーケストラの演奏によるヴェルディのオペラ全曲盤としては初リリースであるがワーグナーのオペラに関しては数年前にピリオドオーケストラによる全曲盤がリリースされていたはずと書きました。

そのCDというのは具体的にはブルーノ・ヴァイル指揮カペラ・コロニエンシスの演奏によるワーグナー歌劇「さまよえるオランダ人」全曲盤で、2004年6月エッセン・フィルハーモニーでライヴ収録され、ドイツ・ハルモニア・ムンディから2005年にリリースされていました。

このヴァイルの「オランダ人」全曲盤はピリオドオーケストラによるワーグナーの初録音であるだけでなく、このオペラの1841年初稿版に基づく録音としても史上初とされており、これは自筆譜しか残されていない未出版のもののようですが、例えば作品の舞台設定がノルウェーでなくスコットランドであったりなど、通常の版と比べて相応の差違があります。

ピリオド・アンサンブルの響きの特性のみならずテルイェ・ステンスフォルトの歌うオランダ人、アストリート・ウェーバーの歌うゼンタも含め、全体的に重厚長大なワーグナーのイメージとは対極にあるので、コアなワグネリアンには向かない演奏かも知れませんが、私は面白く聴きました。これほどスリムな音響感のワーグナーというのも珍しいと思います。

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