ブーニンによるバッハのピアノ作品集


J.S.バッハ ピアノ作品集
 ブーニン(pf)
 EMIクラシックス 1990年 TOCE-2298
TOCE-2298

旧ソ連出身のピアニストであるスタニスラフ・ブーニンが今月サントリーホールで行うピアノ・リサイタルを聴きに行く予定です。

そのリサイタルの演目はバッハ、ドビュッシー、ショパンというブーニンのレパートリーの中心たる3人の作曲家の音楽を並べた豪華なものですが、特に私が楽しみにしているのがバッハです。周知のようにブーニンは1985年に弱冠19才でショパンコンクールで優勝し一躍時の人になり、それから3年後に西ドイツに移住しますが、そのドイツの地で「目から鱗が落ちるようにバッハ演奏の新境地が開けた」とブーニン自身が語っており、以後バッハのピアノ曲が世界中のコンサートホールでさっぱり弾かれなくなっている現状を憂い、「このままではバッハのピアノ芸術が消滅してしまうのではないか」という危機感から、自身のリサイタルでバッハの曲を積極的に取り上げるようになったということです。

実際CDで耳にするブーニンのバッハ演奏というのは独自のインスピレーションの閃きに満ち、決して押し付けがましい表現でないにもかかわらずバッハ音楽の芸術的な奥行きの深さを聴き手に意識させる素晴らしい演奏表現ではないかと感じていますが、これまでブーニンのバッハを実演で聴く機会がなかったので、今回のリサイタルでは彼の弾くバッハにじっくり耳を傾けてみたいと思います。

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