ブーレーズ/ウィーン・フィルによるマーラー交響曲第6番「悲劇的」


マーラー 交響曲第6番「悲劇的」
 ブーレーズ/ウィーン・フィル
 グラモフォン 1994年 POCG-1848
POCG-1848

昨日の記事でピエール・ブーレーズ指揮ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団の演奏によるマーラー交響曲第6番「悲劇的」の新譜を購入したことを書きましたが、そこでも言及したとおりブーレーズは以前にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してグラモフォンにマーラー6番を録音していました。

このウィーン・フィルとのマーラー6番は、ブーレーズにとっての初のマーラー録音、そしてブーレーズとウィーン・フィルとの初録音として知られるとともに、結果的にブーレーズが複数のオケを指揮して録音したマーラー交響曲全集の嚆矢となるものでしたが、このマーラーにはブーレーズの純音楽的アプローチゆえにスコアの内奥に肉薄するかのような独特の凄味と面白さがあり、第3楽章などでウィーン・フィルの音色が織り成す何とも言えない幽玄の美も含めて傾聴していました。

そのあたり、今回リリースのルツェルン祝祭アカデミー管との新譜では表現の方向性がどうなっているか、ブーレーズ独特ともいうべき怜悧なザッハリヒ路線にさらに磨きがかかっているか、あるいは逆に円熟した丸い表現となっているか、聴き比べてみるのも一興かと思いますので、前述の新譜とともに、この旧録音も久しぶりに聴いてみたいと思います。

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