黒澤明の映画におけるクラシック音楽


昨日の話題を少し発展させて、黒澤明監督作品映画の中で使われていたクラシック音楽の曲名を、私の知る範囲で以下に挙げてみます。

①ムソルグスキー 「展覧会の絵」キエフの大門

「わが青春に悔なし」で原節子が演じる主人公の女性が作品中で頻繁に演奏するピアノ曲ですね。

②シューベルト 「楽興の詩」第3番

「素晴らしき日曜日」の冒頭クレジット・タイトルで流れます。ただし原曲のピアノではなく、オーケストラ編曲。

③シューベルト 交響曲第8番「未完成」

同じく「素晴らしき日曜日」のラストで、主人公の男性がヒロインの女性のほかに誰もいない野外音楽堂で空想上のオーケストラを指揮する有名なシーンがありますが、その時に演奏されるのがこの曲。第1楽章のみ演奏され、第2楽章はエンディング曲に使われます。

④シューベルト ピアノ五重奏曲「鱒」

「天国と地獄」で、映画の中盤で山崎努の演じる誘拐犯の姿がスクリーンに初めて登場する場面で、どこからともなく「鱒」の第4楽章が流れてきます。

⑤ショパン 「雨だれの前奏曲」

「夢」で、寺尾聰の扮する主人公の旅人がゴッホの絵画の中に入り込んで旅をするシーンで流されるピアノ曲です。

⑥シューベルト 歌曲「のばら」

「八月の狂詩曲」の、あまりにも有名なラストシーンを劇的に彩った曲です。

⑦ヴィヴァルディ スターバト・マーテル

同じく「八月の狂詩曲」のエンディングで用いられる曲。クリストファー・ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団の演奏です。

以上。挙げてみると意外と少ないですが、大体こんなところではないかと思います。あとは昨日の「まあだだよ」でのヴィヴァルディ「調和の霊感」くらいでしょうか。でも意外と忘れてる曲もあるような気がするので、何か抜けていれば御容赦を。

これらはあくまで(編曲も含めて)原曲のメロディのまま使われていた例になるので、原曲のメロディをアレンジしたケースも含めれば他にも結構あると思います。「赤ひげ」でのハイドン、「乱」でのマーラー、「羅生門」でのラヴェルあたりが有名どころでしょうね。

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