ベレゾフスキーのリスト、デュメイのブラームス(LFJ2011公演)


5/3 よみうりホール
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011

・公演Y-18b
リスト 超絶技巧練習曲集(全曲)
リスト メフィスト・ワルツ第1番
 ボリス・ベレゾフスキー [ピアノ]

もともとの予定では超絶技巧練習曲集の全曲から抜粋して演奏される予定だったところ、ベレゾフスキーの希望で全曲演奏に変わりました。

ベレゾフスキーの実演を初めて聴いたのはLFJ2009で、演目はバッハのピアノ協奏曲でしたが、そこでは強弱の幅を大きめに取り、神秘的な弱音の妙感なり、強音の起伏力を、明確に強調させた音楽造りとなっていて、バッハというよりは、むしろショパンみたいな演奏だなと思いました。

そのとき会場で購入したベレゾフスキーのCDというのが、彼がテルデックに録音したリストの超絶技巧練習曲集でした。このCDを聴いた感想は以前にブログに掲載した通りです。

そのCDを聴いていて驚かされた、右手と左手のバランスの取り方なども、この実演ではしっかりと再現されていましたし、やはり凄いピアニストでした。

・公演Y-18c
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第2番
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第3番
 オーギュスタン・デュメイ [ヴァイオリン]
 児玉桃 [ピアノ]

デュメイの実演を聴くのは久しぶり。2008年9月、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。デュメイの持ち味ともいうべき、闊達なフレージングの織り成す鮮やかなパッションと、美麗にして熟した音色とが醸し出す響きの魅惑に酔わされました。

しかし今回のブラームスは、様式的にはベートーヴェンの時と同様、デュメイらしい情熱感あふれるフレージング展開でしたが、演奏に対する熱の入りようといったらなく、なかんずく第3ソナタ終楽章では強奏に係るボウイングのシーンで、必ずと言っていいほど足をステージにガン、ガン、と叩きつけていたほど。そのデュメイの鬼気迫るボウイング展開に、ピタリと合わせ、完璧なデュオを織り上げた児玉桃さんのピアニズムともども、実に熱の入った、いい演奏でした。

コメント

 
LFJのやり方は音楽大学の文化祭を模していると聞きました。LFJファンの皆様、東京藝術大学の「藝祭」にも是非お出かけください。今年は9月2日(金)〜9月4日(日)の予定です。音楽だけではなく、美術の企画も楽しめますよ。

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