クナッパーツブッシュ/ベルリン・フィルによるブルックナー交響曲第9番の1950年1月28日のライヴ(?)


ブルックナー 交響曲第9番
 クナッパーツブッシュ/ベルリン・フィル
 グリーンヒル 1950年ライブ GH-0022
GH-0022

独auditeから昨年末にリリースされた「クナッパーツブッシュ&ベルリン・フィル RIASレコーディングス(1950-52)」を購入したことと、その収録曲や音質の印象などについて以前ブログに掲載しました

その際に本ボックスセットにはクナッパーツブッシュが1950年から52年にかけてベルリン・フィルと残した多くの録音が含まれているものの、てっきり含まれていると思ったら漏れていた録音というのも幾つかあり、その中の一つにブラームス交響曲第3番の1950年ライヴがあることも書きましたが、その漏れている録音には他にも、かつてグリーンヒルからリリースされていたクナッパーツブッシュ/ベルリン・フィルのブルックナー交響曲第9番の1950年1月28日ライヴというのがありました。これはオーディエンスありの、通常のコンサートのライヴです。

それで気が付いたんですが、その「RIASレコーディングス」収録曲の中に、実は同じコンビによるブル9の、1950年1月28日のライヴが含まれています。これはオーディエンスなしの放送用ライヴとされ、実際オーディエンスノイズは聞かれません。

しかし同じ日のライヴ録音が2種類あるというのは何か不自然な気もします。同じ日でもゲネプロの後に本番というなら分かりますが、この場合どちらも本番ですし、もしかしたら、このグリーンヒル盤の記載データが間違っていて、実は全然ちがう日のライヴなのではないかと思えなくもありません。

このグリーンヒル盤のブル9は改悪版として知られるレーヴェ改訂版による演奏ではあるものの、演奏そのものは素晴らしく、クナッパーツブッシュのブルックナー演奏としても内容的に屈指のレベルと思えるものです。またグリーンヒルによる復刻は年代からすると音質がかなり良好です。

なお「RIASレコーディングス」に収録されているブル9には、前述の1月28日のライヴのほか1月30日のライヴのものもあり、こちらはオーディエンスありのコンサート・ライヴです。であれば、こちらがグリーンヒル盤と同一演奏かもと思って演奏を比べてみると楽章タイムが互いに一致せず、やはり別録音のようでした。

以上、要するにクナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィルのブル9には3種類の録音があることになり、以下がそれらのデータです。

①1950年1月28日ティタニアパラスト(オーディエンス無)
「RIASレコーディングス」収録
楽章タイム 22:20 11:05 21:50

②1950年1月28日ティタニアパラスト(オーディエンス有)
グリーンヒル盤
楽章タイム 21:58 11:04 22:16

③1950年1月30日ティタニアパラスト(オーディエンス有)
「RIASレコーディングス」収録
楽章タイム 22:20 11:15 22:50

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