バーンスタイン/ウィーン・フィルによるベートーヴェン交響曲第9番「合唱」


ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱」
 バーンスタイン/ウィーン・フィル
 グラモフォン 1979年ライヴ POCG-2377
POCG-2377

2010年最後のブログ更新になります。レナード・バーンスタインがウィーン・フィルを指揮したベートーヴェン「第9」のCDを、この大晦日に聴きました。このCDを私が購入したのは20年くらい前になりますか。

先日ラトル/ウィーン・フィルの「第9」を久々に聴いたら、このバーンスタインの「第9」も無性に聴きたくなりました。それに今年はバーンスタイン没後20周年の記念イヤーでしたし、その大晦日に聴くには相応しい「第9」かもしれないですし。

これまで幾度となく耳にしてきたバーンスタインの「第9」、テンポやデュナーミクといった特徴も感覚的に理解しているつもりでしたが、改めてじっくりと聴き直してみると、やはり凄いなと感服しました。当時のバーンスタインという指揮者には、実に多くの財産が備わっていたのだなと、いうことが改めて痛感させられる。あの天下のウィーン・フィルを完全に掌握するだけの、奥深い知性に裏打ちされた人間性、作曲家に対する深いリスペクト、作品に対する真摯な態度、類まれなる音楽的感受性、溢れんばかりに旺盛な表現意欲、そんな様々なファクターが互いに有機的に結びついて揺るぎなく構築された、バーンスタイン以外の何物も為し得ないような独自性と希有の表現力を湛えた「第9」。

このベートーヴェンは1979年9月の、ウィーンのムジークフェラインザールでのライヴ。その僅か一ヵ月後、バーンスタインはベルリンに上陸。周知のように、ベルリン・フィルを相手に歴史的なマーラーを演奏することになる。そう考えると、この時期がバーンスタインの生涯で最も脂の乗り切っていた、全盛期と言い得る時期とも思えますが、いずれにせよ、この時期に彼が世界屈指の2大オーケストラと残した、この「2つの交響曲第9番」の素晴らしいライヴは、いずれも何ら色褪せることなく後世に聴き継がれていくのでしょうし、私も事あるごとに聴き返しては感懐を新たにすることになると思います。

きたる2011年は、どんな未知の演奏に出会えるか、楽しみです。それでは良いお年を。

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