グシュルバウアー/リンツ・ブルックナー管によるブルックナー交響曲第0番


ブルックナー 交響曲第0番
 グシュルバウアー/リンツ・ブルックナー管弦楽団
 カメラータ 1981年 25CM-257
25CM-257

テオドール・グシュルバウアー指揮リンツ・ブルックナー管弦楽団の演奏によるブルックナー交響曲第0番のCDを聴きました。これは新譜ではなく、新規購入盤でもないですが、ちょうど先週サントリーホールでグシュルバウアーの実演を聴いたのを機に、久しぶりに彼のブルックナーを聴いてみたくなったからです。

このグシュルバウアーのブル0、あまり話題にならないような印象ですが、私の気に入っている演奏のひとつです。音楽生来のロマンティズムを奇を衒わずに十分に汲み出そうとするようなグシュルバウアーの演奏ポリシーに、リンツ・ブルックナー管の味の濃いアンサンブル展開が、十全なレスポンスで応えている点が素晴らしく、聴いていて心地よい充実感に誘われます。長らく廃盤のようで今では入手しにくいCDのようですが、実はウィーンのオーケストラによるブル0の録音というのは、このグシュルバウアー盤以外に無いと思います。ウィーン・フィルも録音してませんし、、

余談ですが、グシュルバウアーの実演を聴いたのは以下の、2007年1月の読売日響の定期コンサート以来、3年半ぶりでした。

2007-1-22

この時も先週と同様にシューマンのゲノヴェーヴァ序曲で始まり、以下シューマンの交響曲2曲を含むオールシューマンプログラム。指揮者の流儀は、やはりオーソドックスを地でいくものだったと記憶しますが、この時はオケの食い付きなりレスポンスなりが全体的に良好を極めていたので、シューマンの音楽を聴く楽しさ、面白さを、とっくりと堪能させられたコンサートだったと記憶しています。この年はサントリーホールが春から秋まで改修工事のため閉館したので、聴いたコンサートも例年より少なかったのですが、そのぶん個々のコンサートの印象が今でも割合と鮮明です。

そのサントリーホールですが、今年の10月と11月の公演予定を見ると、なかなかに凄い状況となっています。たしかに例年、この時期には相応の公演が揃うとはいえ、今年は何やら例年に輪をかけて、と言いますか、、

海外オケの来日公演だけでも、まず大御所のウィーン・フィル、そしてゲルギエフ/ロンドン響、ヤンソンス/コンセルトヘボウ、ウェルザー=メスト/クリーヴランド管、上岡敏之/ヴッパータール響、加えてアーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの(最後の?)来日公演。

ピアニストの公演の方に目を向けるとポリーニ、ルプー、ブレハッチ、ブーニン、内田光子、辻井伸行、さらにヴァイオリニストの方でもパールマン、庄司紗矢香、神尾真由子など。

在京オケの公演の方に目を移しても、スクロヴァチェフスキ/読売日響、カンブルラン/読売日響、メッツマッハー/新日本フィル、インバル/都響、などなど錚々たるラインナップ。それに11月にはミョンフン/東京フィルと高関健/日本フィルとスダーン/東響とが、なんと揃いも揃ってブル8を演奏するとのこと。

とにかく来月と再来月のサントリーホールは目移りするばかりに豪華な公演のオンパレードで、まるで何かの大規模な音楽祭のような趣きです。

まあ、とても全部は聴けませんけど(笑)。予算オーバーもいいところです。是非とも聴いてみたいと思う目ぼしい公演は、だいたいチケットを確保していますが、それ以外で、できれば聴きたいという公演も沢山あって、迷いが尽きません。

全部は到底ムリでも、せめて半分近くまでは何とか、、などと懐具合をニラんで思案する今日この頃です。

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