読売日響の定期演奏会:スクロヴァチェフスキーの指揮によるブルックナー交響曲第8番(サントリーホール 3/26)



今日はサントリーホールで読売日本交響楽団の定期演奏会を聴いてきました。

2010-03-26

指揮者はスタニスラフ・スクロヴァチェフスキー、演目はブルックナーの交響曲第8番です。

今月をもって読売日響の常任指揮者の契約が満了となるミスターSですが、その常任ポストでの最終公演に選んだ曲は、やはりブルックナー、それも畢生の大作ともいうべき第8交響曲でした。

ところで今日の演奏について、ロビーで配布された公演プログラムには、版に関して「ノヴァーク版第2稿を基本に指揮者自身の解釈を加えた、スクロヴァチェフスキ版での演奏ということになります」と書かれていました。

その「指揮者自身の解釈」については言及がないので、確かなことは分かりませんが、私が聴いたかぎりだと終楽章で一か所、ノヴァーク版には無いはずの(ハース版に特有の)楽節がはっきりと演奏されていましたので、或いはそれを指しているのかも知れません。

それはともかく、ミスターSのブルックナーといえば、何といっても昨年の9月に東京芸術劇場で聴いた交響曲第9番の実演が超絶的な名演でしたし、今日の最終公演の8番は、それこそ万難を排しても聴かなければと思い定めていました。

その8番の演奏ですが、こと完成度においては若干の瑕疵もあり、昨年の9番のような鉄壁の完成度と行かなかったのが惜しいところでしたが、こと表出力においては昨年の9番と優に肩を並べるか、僅かに凌ぐか、というくらいの超弩級のアンサンブル展開が披歴され(特に終楽章は圧巻!)、聴き終えてもう感無量でした。

そのあたりの感想は改めて後日に出しますが、やはりミスターSの、文字通り有終の美というに相応しい、素晴らしいブルックナーでした。

コメント

 

コメント

 
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

Powered by FC2 Blog
Copyright © クラシックCD感想メモ All Rights Reserved.