コルボ/ローザンヌ声楽&器楽アンサンブルによるバッハ・ロ短調ミサの96年ライヴ盤


J.S.バッハ ミサ曲ロ短調
 コルボ/ローザンヌ声楽&器楽アンサンブル
 ヴァージン・クラシックス 1996年ライヴ 5623342
5623342

「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009」特設CD販売エリアにて購入したディスクです。

今年の3月にリリースされたコルボ/ローザンヌ声楽&器楽アンサンブルのバッハ・ロ短調ミサ(2008年録音)に関しては先月感想を掲載したところですが、コルボは1996年に既にこのロ短調ミサを、同じく手兵ローザンヌのアンサンブルを指揮してライヴ録音していました。こちらは未入手でしたので、この機に購入して聴いてみました。

声楽独唱はサンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)、マルクス・シェーファー(テノール)、マルコス・フィンク(バス)の4人で、08年盤と同じように声楽独唱4人の布陣で演奏されています。

聴いてみると、演奏の特徴や演奏から受ける印象などにおいて、新録音に近しい雰囲気を湛えた演奏内容で、あたかも春の陽光の中に身を沈めているような、アンサンブルのまろやかな味わいに、独特かつ得難い魅力が感じられます。

新録音との比較という点では、演奏タイムが新盤の106分に対しこちらは101分と若干短く、ライヴ録りとスタジオ録りの違いもあって、新盤の方が落ち着いた佇まいから緻密に音楽を練り上げているという印象が強いですが、こちらの旧盤は実演特有の臨場感があり、音楽の生々しい肌ざわりという点に特徴を感じさせます。

演奏としての感銘の度合いという点では、演奏が全体にこなれていて、音楽が自然に語りかけるような新盤の方に軍配をあげたい気がしますが、こちらの旧盤も名演で、新盤とはまた一味違う美点を有するコルボならではのロ短調ミサだと思います。

コメント

 

コメント

 
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

Powered by FC2 Blog
Copyright © クラシックCD感想メモ All Rights Reserved.