「サンソン・フランソワ EMI録音全集」CD34の感想

「サンソン・フランソワ EMI録音全集」CD34
 フランソワ(pf) 
 EMIクラシックス 1947~1970年 6461062
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①リスト:ピアノ協奏曲第1番
 東京交響楽団、上田仁指揮

56年のライヴでモノラルだが音質は良好である。フランソワはリストの1番を54年と60年にスタジオ録音しているが音質的には60年盤、内容的には54年が優れている。この56年の日本ライヴは音質・演奏ともに両演の中間という感じで、終楽章などは54年盤に準ずる迫力が出ている。

②シューマン:蝶々&子供の情景

ともに67年の東京ライヴだが、ステレオの音質が抜群である。フランソワの「蝶々」は56年のスタジオ録音と61年のライヴ録音があるが、この67年ライヴが文句なく音質的にベスト。演奏は最晩年のライヴだけに切れ味に乏しい感もあるが、持ち前の音色の美しさが作品を鮮やかに彩っている。

③ショパン:ポロネーズ第3番&マズルカ第5番~第7番・第20番&バラード第4番

いずれも67年の東京ライヴ。②のシューマン同様ステレオの音質が非常によく、晩年のフランソワの練達のショパンを存分に堪能できる。とくにマズルカはフランソワの56年のスタジオ録音が最悪の音質であるだけに、この録音は貴重である。

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