ジュリーニ/コヴェント・ガーデン王立歌劇場のロッシーニ「セヴィリャの理髪師」1960年ライヴの感想


ロッシーニ 歌劇「セヴィリャの理髪師」全曲
 ジュリーニ/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
 ICAクラシックス 1960年ライヴ ICAC5046
ICAC5046

カルロ・マリア・ジュリーニ指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団の演奏によるロッシーニの歌劇「セヴィリャの理髪師」全曲。ICAクラシックス。1960年5月のロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウスでのライヴ。フィガロ:ローランド・パネライ、ロジーナ:テレサ・ベルガンサ、アルマヴィーヴァ伯爵:ルイジ・アルヴァ。

稀代のメゾソプラノ・ベルガンサの実力を一躍知らしめた記念碑的ライヴである。音質は鮮明とはいいがたいが、かなりオンマイクな音で、舞台の臨場感が生々しく伝わってくる。度肝を抜かれるのがパネライのフィガロで、最初の登場シーンのぶっとびぶりがハンパでない。こういう弾けまくった歌いぶりはセッション録音では耳に出来ない、まさにライヴのたまもの。伯爵のアルヴァは堂に入った歌唱で終始安定感がある。ベルガンサのロジーナは、歌唱自体の巧さにくわえ当時新進気鋭のメゾとしての初々しさが随所に舞台に華をもたらしている。ジュリーニ/コヴェント・ガーデンのアンサンブル展開も素晴らしい。ロッシーニに相応しい躍動感が全編に満ちている。

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