ギレリスの1976年ザルツブルク音楽祭ライヴの感想

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第12番・第16番ほか
 ギレリス(pf)
 オルフェオ 1976年ライヴ ORFEOR883132
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エミール・ギレリスのピアノ演奏によるベートーヴェンのピアノ・ソナタ第12番&第16番。独オルフェオ。1976年ザルツブルク音楽祭でのライヴ録音。ベートーヴェンの2つのソナタのほかシューマンのトッカータOp.7とアラベスクOp.18およびブラームスの4つのバラードOp.10も収録されている。

全体的にギレリス晩年のタッチの硬質性が醸し出す音楽の内省的味わいが良く出ている。ベートーヴェンの16番は、あまりベートーヴェンらしくない楽想だが、ギレリスで聴くと、その荘厳な音楽の佇まいはやはりベートーヴェンという感じがする。12番ソナタは第3楽章の緊張感が素晴らしい。シューマンとブラームスも求心力のあるタッチから音楽の厳しい様相を照らし出していて聴いていて身が引き締まる。

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