フランソワ=フレデリク・ギィによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ第1番・第2番・第3番の感想
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第1番・第2番・第3番
フランソワ=フレデリク・ギィ(pf)
Zig-zag 2009~2012年ライヴ ZZT333
フランソワ=フレデリク・ギィの演奏によるベートーヴェンのピアノ・ソナタ第1番・第2番・第3番。仏ジグ・ザグ・テリトワール。2009~2012年フランス、アルセナル・コンサートホールでのライヴ録音。
演奏自体は悪くないとも思うが、ベートーヴェンの初期のピアノ・ソナタ群はやはり解釈が難しいという事実も意識させる。ベートーヴェンというよりハイドンやモーツァルトのようなアプローチが合うようにも思うし、グルダなどはそれで成功しているが、ここでのギィの解釈はなにか煮え切らない。中途半端に造型をいじるよりは、もっとストレートに弾き通した方が個人的にはいいと思うが、、、。なお、第1ソナタの第1楽章と終楽章のみ展開部反復を行っている。
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