フランソワ=フレデリク・ギィによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ第16番・第17番「テンペスト」・第18番の感想



ベートーヴェン ピアノソナタ第16番・第17番「テンペスト」・第18番
 フランソワ=フレデリク・ギィ(pf)
 Zig-zag 2009~2012年ライヴ ZZT333
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フランソワ=フレデリク・ギィの演奏によるベートーヴェンのピアノ・ソナタ第16番・第17番「テンペスト」・第18番。仏ジグ・ザグ・テリトワール。2009~2012年フランス、アルセナル・コンサートホールでのライヴ録音。

第16番と第18番に関しては名演だと感じる。両曲ともベートーヴェンにしては喜悦的な楽想であり、深刻味が相対的に薄いが、いずれもギィの展開するロマン派ライクなアプローチに良くフィットしていて新鮮な趣きを伺わせる。第16番は最近ギレリスのCDで聴いたばかりだが、タイムを比べてみるとギィの方がギレリスより第2楽章が長く終楽章が短い。それだけテンポの緩急差を強調した解釈だが、それが作品の朗らかな雰囲気を強調することにも成功している。第18番も同様で、とくに第3楽章でのルバートを多用した行き方がフレッシュ。テンペストはいまいちか。洗練されたタッチだが、いかんせん起伏力が大人しい。

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