ル・サージュによるシューマンのピアノ独奏曲全集CD6の感想
シューマン ピアノ独奏曲全集CD6
ル・サージュ(pf)
Alpha 2008年 ALPHA813

エリック・ル・サージュの演奏によるシューマンのピアノ独奏曲全集CD6。仏Alpha。2008年(Op.133のみ2001年)スイスでの録音。
ピアノ・ソナタ第2番はフィナーレに最終稿と初稿の両方を収録している。相変わらずル・サージュのピアノは冴えているが、欲をいえば第2ソナタでは美麗だけでないタフな耳当たりの響きが欲しい。むしろ夜想曲集の第1曲終盤でのクレッシェンドが素晴らしい。なかなかに鬼気迫るものを感じた。「暁の歌」は最近アンデルジェフスキのCDでも聴いたが、音質の差ゆえかル・サージュの方が感動的に聴こえる。
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