ベレゾフスキーによるラヴェル「夜のガスパール」ほか(LFJ2013公演)


5/3 よみうりホール
LFJ2013 公演175

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ラヴェル 夜のガスパール
デュティユー ピアノ・ソナタより第1楽章
ドビュッシー 前奏曲集第1巻より6曲
アルベニス アストゥリアス
アルベニス ?
 ボリス・ベレゾフスキー (ピアノ)

LFJの常連ベレゾフスキーの実演を聴くのは今回で4度目。昨年のチャイコフスキーも良かったが、個人的なベストは一昨年のリスト超絶技巧練習曲集。対して今回の演目のラヴェルは、ベレゾフスキーのレパートリーからすると異色。これまで多数の録音をリリースしているピアニストだが、フランス系作品のアルバムというのは見たことがない。

そのラヴェル「夜のガスパール」、ベレゾフスキー持ち前の圧倒的なテクニックとパワフルなタッチはここでも健在で、この難曲を正面から堂々とスケール豊かに弾き切った。その響きにはゴツゴツ感が先立ち、ラヴェル特有のアンニュイなフレーズのニュアンスなどは希薄だったりと、いうことはあるにしても、やはりベレゾフスキーの鉄壁のピアニズムを目の当たりにすると否応なしに惹きこまれてしまう。ラヴェルを聴いたというよりはベレゾフスキーを聴いたというべきだが、やはり圧巻だった。

続くデュティユーではラヴェルに輪をかけて豪快なピアニズムを披歴。続いてドビュッシーの前奏曲集第1巻からデルフィの舞姫、野を渡る風、雪の上の足跡、とだえたセレナード、亜麻色の髪の乙女、ミンストレルが続けて演奏されたが、やはりドビュッシーを聴いたというよりはベレゾフスキーを聴いたというべき、画然とした演奏だった。

アンコールは2曲で、まずアルベニスのアストゥリアスを演奏し、続いて日本語で「アルベニス、、、ナマエ、ワスレマシタ」と告げた後、なんとも美しいメロディの曲が弾かれた。この曲のタイトルは何だろうか?

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