トスカニーニ・コンプリートRCAコレクション


「トスカニーニ・コンプリートRCAコレクション」
 トスカニーニ/NBC交響楽団ほか
 RCA 1920年~1954年 88697916312
88697916312

これは米RCAから1992年に発売された「アルトゥーロ・トスカニーニ大全集」の再発売として今年5月にリリースされたもので、20世紀最大級の巨匠指揮者トスカニーニがRCAに残した全ての録音が計84枚のCDに集成されている。

破格の値段もあって大きな話題となっていたボックスセットだが、正直これは入手しようかどうか散々迷った。なにしろ膨大な枚数である上ダブリも相当あるし、なによりトスカニーニの録音に関しては個人的にはRCA以外のレーベルから出ている録音の方に惹かれるものが多い。

NBC交響楽団との録音でまず思い浮かぶのはトスカニーニのラスト・コンサートとなった1954年4月4日カーネギーホールでの演奏会を収録したワーグナー管弦楽作品集1945年のアメリカの対日・対独戦勝記念日の祝賀コンサートでのベートーヴェン「英雄」&「運命」1939年のベートーヴェン交響曲全曲チクルスのライヴ(以上Music&Arts)、あるいは1943年に録音されたカリンニコフの交響曲第1番(RELIEF)あたりになるし、NBC響以外との録音であればフィルハーモニア管弦楽団とのブラームス交響曲全曲チクルスのライヴ(テスタメント)とかコロン劇場管弦楽団とのベートーヴェン交響曲第9番(ギルド・ヒストリカル)あたりが思い浮かぶ。こういった破格の録音群と比べるとRCAの一連の録音群の方は正直トスカニーニとしては総じて今一つ聴き劣りがするという印象がある。

しかし価格が異様に安いし、同一レーベルの全録音の集成というレファレンスとしての意義にもやはり掛け替えのないものがあるということで入手した。

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