イム・ドンヒョクのピアノ演奏によるチャイコフスキーの協奏曲第1番(LFJ2012公演)


5/3 東京国際フォーラムAホール
LFJ2012 公演115

lfj2012-115

ショスタコーヴィチ バレエ組曲第1番
チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
 イム・ドンヒョク (ピアノ)
 フェイサル・カルイ(指揮)
 ベアルン地方ポー管弦楽団

この2曲で45分枠はちょっと無理で、ピアニストのアンコール曲(チャイコフスキー「四季」より「6月」)も含めて1時間オーバー。本来はブリジット・エンゲラーが出演予定だったが公演の2日前にキャンセルが発表され、韓国の若手ピアニストであるイム・ドンヒョクが代役登板となった。

イム・ドンヒョクは2001年ロン=ティボー国際コンクール優勝、2005年ショパン国際コンクール3位という輝かしい経歴の持ち主、EMIからCDリリースも行っている。さすがに演奏は立派だった。ことに打鍵の切れ味は素晴らしいの一言で、難解なパッセージを楽々と弾きこなしつつ流暢なタッチから明解で淀みなく音楽を運んでいく様には一流ピアニストの演奏ならではの貫禄が溢れていた。

とはいえ、もともとはエンゲラーの弾くチャイコフスキーが聴きたくてチケットを買ったわけなので、そのあたりのガッカリ感は正直あったし、このチャイコの1番は3ヶ月前にマツーエフの超弩級の実演に接した印象が生々しく、その破格の演奏ぶりと比べてしまうとドンヒョクのピアニズムといえども、いささか分が悪い印象も否めない。

ベアルン地方ポー管弦楽団は20年の歴史を持つフランスのオーケストラとのこと。全体的にはさほど音に冴えを感じなかったがショスタコーヴィチのバレエ組曲では時折ふと柔らかくエレガントな色彩美を醸し出していた。

コメント

 

コメント

 
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

Powered by FC2 Blog
Copyright © クラシックCD感想メモ All Rights Reserved.