ロジェストヴェンスキー/ロンドン・フィルによるショスタコーヴィチ交響曲第8番


ショスタコーヴィチ 交響曲第8番
 ロジェストヴェンスキー/ロンドン・フィル
 Lpo 1983年ライヴ LPO0069
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ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるショスタコーヴィチ交響曲第8番。ロンドン・フィル自主制作レーベルの新譜。1983年ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴ録音。

ロジェストヴェンスキーがソ連国立文化省交響楽団を指揮してショスタコ8番をセッション録音したのと同じ年のライヴ。セッションでは異様なほどに金管が突出したバランスになっているが、こちらはどうか。

シュフとエルツ/ケルンWDR交響楽団によるウルマンとベートーヴェンのピアノ協奏曲集


ウルマン ピアノ協奏曲
&ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番
 シュフ(pf) エルツ/ケルンWDR交響楽団
 Oehms 2011年 OC833
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ヘルベルト・シュフのピアノとオラリー・エルツ指揮ケルンWDR交響楽団の演奏によるウルマンのピアノ協奏曲およびベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。独エームスの新譜。2011年ケルン、フィルハーモニーでのセッション録音。

ヴィクトル・ウルマンに関しては英ハイペリオンのアルバム「テレージエンシュッタットの作曲家たち」のところで書いたが、そのハイペリオンの新譜と同じ時期にエームスの方からもウルマンのピアノ協奏曲の新譜をリリースしてきたので興味を引かれ入手した。

このウルマンのピアノ協奏曲は作曲時期が1939年とあるのでテレージエンシュッタット強制収容所に収容される直前期の作品であり、アウシュヴィッツで処刑される5年前の作品ということになる。

この作品はスロヴァキア生まれのアラニーという女性ピアニストに捧げられている。しかし、そのアラニーもナチスによりテレージエンシュッタットに収容され、アウシュヴィッツで処刑されており、このピアノ協奏曲がウルマンの生前に演奏されることはなかったという。

アルミンク/新日フィルによるマーラーの「嘆きの歌」


マーラー 嘆きの歌(初稿版)
 アルミンク/新日フィル
 フォンテック 2012年ライヴ FOCD6035
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クリスティアン・アルミンク指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏によるマーラーの「嘆きの歌」。フォンテックの新譜。2012年5月東京すみだトリフォニーホールでのライヴ録音。歌唱陣は天羽明惠(ソプラノ)、アネリー・ペーボ(メゾ・ソプラノ)、望月哲也(テノール)、イシュトヴァーン・コヴァーチ(バス)。

歌唱陣にバスが加わっていることからも明らかなように1880年初稿に基づく演奏であり、最終稿でカットされた「森のメルヘン」が曲の最初に置かれた形となっている。

どうしたものかブーレーズ/ウィーン・フィルの新譜と同時リリースとなったアルミンク/新日フィルの「嘆きの歌」。初稿/最終稿という違いも含めて聴き比べてみるも一興と思い入手した。

ブーレーズ/ウィーン・フィルによるマーラーの「嘆きの歌」


マーラー 嘆きの歌&ベルク ルル組曲
 ブーレーズ/ウィーン・フィル
 グラモフォン 2011年ライヴ 4779891
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ピエール・ブーレーズ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるマーラー「嘆きの歌」およびベルクのルル組曲。独グラモフォンの新譜。2011年ザルツブルク祝祭大劇場におけるライヴ録音(ザルツブルク音楽祭のオープニング・コンサート)。歌手はマーラーがドロテア・レシュマン(ソプラノ)、アンナ・ラーション(アルト)、ヨハン・ボータ(テノール)でベルクがアンナ・プロハスカ(ソプラノ)。

ブーレーズのマーラーは最近アクサンタスから出たルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団との交響曲第6番「悲劇的」での老練を極めた解釈が印象深かったが、今回はウィーン・フィルとのマーラー、なおかつ一昨年のバイエルン国立歌劇場来日公演で圧巻のローエングリンを披露したヨハン・ボータがテノールを務めているということで早速入手した。

イッサーリスのチェロ・アルバム「イン・ザ・シャドウ・オブ・ウォー」


「IN THE SHADOW OF WAR」
 イッサーリス(vc) ウルフ/ベルリン・ドイツ交響楽団ほか
 BIS 2012年 BISSA1992
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スティーヴン・イッサーリスのチェロ演奏による「イン・ザ・シャドウ・オブ・ウォー」と題されたアルバム。BISの新譜。2012年1月ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッション録音。

以下の3曲のチェロ協奏曲が収録されている。

①エルネスト・ブロッホ ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
②フランク・ブリッジ 悲歌的協奏曲「祈り」
③スティーヴン・ハフ 孤独の荒野

伴奏は①と②はヒュー・ウルフ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団が、③はガボール・タカーチ=ナジ指揮タピオラ・シンフォニエッタが務めている。

イッサーリスは昨年ハイペリオンからリリースされたリサイタル・アルバム「見出された場所」での独自のコンセプトに基づく選曲が印象的だったが、それに続いて今度はスウェーデンのBISからテーマ性の強いアルバムを出してきたので早速入手した。

ライナーノートは例によってイッサーリス直筆で、それによるとアルバムのタイトルにある戦争というのは第1次世界大戦のことを指しており、その戦禍は大戦勃発からほぼ一世紀が経つ現在においても依然として暗い影のように世界に残存している、というコンセプトに基づき、同大戦に関連の深い3曲のチェロ協奏曲が選曲されているとのこと。

①は旧約聖書に出てくるイスラエルの賢王ソロモンの盛衰をテーマに着想された作品であり、直接的には第1次大戦を題材とするものではないが、これは作曲時期が1916年なので、同大戦と切り離して考えるのは難しい、ということなのだろう。②は1930年の作曲だが、これは第1次大戦の犠牲者への追悼曲として書かれている。③はイギリスのピアニストであるスティーヴン・ハフが2005年に作曲した作品で、イギリスの文学者ハーバート・リードが第1次大戦の苦悩を描いた詩に着想を得て書かれたとされている。

サロネン/ロサンジェルス・フィルによるルトスワフスキの交響曲全集


ルトスワフスキ 交響曲全集
 サロネン/ロサンジェルス・フィル
 ソニー・クラシカル 1985~2012年 88765440832
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エサ=ペッカ・サロネン指揮ロサンジェルス・フィルハーモニックの演奏によるルトスワフスキの交響曲全集。ソニー・クラシカルの新譜。

交響曲第1番は2012年ロサンジェルス、ウォルト・ディズニー・ホールでのライヴ録音。交響曲第2番、第3番、第4番はそれぞれ1994年、1985年、1993年ロサンジェルスでのセッション録音。またルトスワフスキ作曲の「ロサンジェルス・フィルハーモニックのためのファンファーレ」も収録されている。

このうち初出は交響曲第1番とファンファーレのみで、交響曲第2番~第4番の録音は既出。本年はルトスワフスキの生誕100年にあたり、それを記念してのリリースとのこと。

この全集は先月リリースされたのだが、奇しくも先月シャンドスの方からもガードナー/BBC交響楽団によるルトスワフスキ交響曲第1番の新譜がリリースされており、こちらの方も既に交響曲第2番~第4番の録音をリリース済みなので、結果的にサロネン/ロサンジェルス・フィルとガードナー/BBC響は、ほぼ同時にルトスワフスキの交響曲全集を完成させリリースしたことになった。おそらく同一の指揮者とオケによるルトスワフスキ交響曲録音としては、このどちらかが世界初の全集になると思われる。

収録時期を比べてみるとサロネンが交響曲第1番を録音したのが昨年11月~12月、ガードナーが交響曲第1番を録音したのが昨年4月。CDの発売時期としてはサロネン/ロサンジェルス・フィルがタッチの差で早かったのだが、、、

ガードナー/BBC交響楽団によるルトスワフスキの交響曲第1番


ルトスワフスキ 交響曲第1番、パルティータ、チェーン2ほか
 ガードナー/BBC交響楽団、リトル(vn) 、コリンズ(cl)
 シャンドス 2012年 CHSA5108
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エドワード・ガードナー指揮BBC交響楽団の演奏によるルトスワフスキ作品集。英シャンドスの新譜。2012年4月・7月イギリス、ワトフォード・コロッセウムでのセッション録音。

収録曲は①交響曲第1番②パルティータ③チェーン2④舞踏前奏曲の4曲。②と③のヴァイオリン・ソロはタスミン・リトル、④のクラリネット・ソロはマイケル・コリンズが務めている。

ガードナー/BBC響がシャンドスに録音を進めているルトスワフスキ・シリーズの最新盤であり、前回の交響曲第2番を含むアルバムに続くリリースだが、このコンビは既に交響曲第3番と第4番もリリースしているので、今回の新譜をもってルトスワフスキの交響曲全集が事実上完成したことになる。

①はルトスワフスキが1941~47年に作曲したシンフォニーであり、ヒンデミットやバルトーク、プロコフィエフといった作曲家の影響が色濃い、ヴァイタリティあふれる作品だが、録音機会にはあまり恵まれていない。②と③は元々アンネ=ゾフィー・ムターのために書かれた作品で、2曲ともにムターが録音しており、そちらが有名だが、イギリスの名手リトルがどのように聴かせるか。④はルトスワフスキが十二音技法と不確定性の思想に本格移行する直前に書かれた、クラリネット・ソロのための小品。

アンデルジェフスキによるシューマンのピアノ作品集


シューマン ピアノ作品集
 アンデルジェフスキ(pf)
 EMIクラシックス 2010年 TOCE56529
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ピョートル・アンデルジェフスキの演奏によるシューマンのピアノ作品集。EMIミュージック・ジャパンから先月リリースされたCD。2010年ポーランド、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホールでのセッション録音。

収録曲は①フモレスケop.20②ペダルピアノのための練習曲op.56③暁の歌op.133の3曲。②は本来ペダルピアノという、オルガン風のペダルを備えた特殊なピアノ(これは当時シューマンが教鞭を取っていたライプツィヒ音楽院で使われていたという)のための作品だが、このCDではアンデルジェフスキによる編曲版で演奏されている。

昨年秋のバンベルク響の来日公演で耳にしたモーツァルトが素晴らしかったアンデルジェフスキの直近の録音がEMIから国内盤で発売ということで早速入手した。

レーグナー/読売日本交響楽団によるマーラー交響曲第9番


マーラー 交響曲第9番
 レーグナー/読売日本交響楽団
 YNSO-Archive 1988年ライヴ YASCD1003
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ハインツ・レーグナー指揮、読売日本交響楽団の演奏によるマーラー交響曲第9番。読響自主制作レーベルの新譜。1988年、東京文化会館でのライヴ録音。

レーグナーのマーラー録音にはベルリン放送交響楽団との交響曲第3番&第6番があるが、この指揮者の他のマーラー録音は耳にしたことがなかったので、今回リリースの読響との交響曲第9番のライヴ盤は興味深く、早速入手した。

ショルンスハイムのフォルテ・ピアノによるレオポルト・モーツァルトのソナタ集


レオポルト・モーツァルト ソナタ作品集
 ショルンスハイム(pf)ほか
 Oehms 2011・2012年 OC860
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クリスティーネ・ショルンスハイムのフォルテ・ピアノ演奏によるレオポルト・モーツァルトのソナタ作品集。独エームスの新譜。2011年・2012年ドイツでのセッション録音。

収録曲はハンマーフリューゲルのためのソナタ第1番~第3番、およびハンマーフリューゲルとチェロ、ヴァイオリンのためのトリオ・ソナタ第1番~第3番の計6曲。トリオ・ソナタでのヴァイオリン奏者はリュディガー・ロッター、チェロ奏者はゼバスティアン・ヘス。

ショルンスハイムといえば昨年Capriccioからリリースされたバッハの平均律クラヴィーア曲集での精緻な解釈に驚かされたが、続いて今度はエームスの方からレオポルト・モーツァルトの珍しい作品集をリリースということで興味津々で入手した。

ショルンスハイムはドイツのチェンバリストであり、前回のバッハもチェンバロによる演奏だったが、今回はチェンバロでなくモーツァルトハウス所蔵の1785年製フォルテ・ピアノが用いられている。

シュウォーツ/シアトル交響楽団によるドヴォルザーク交響曲第6番とヤナーチェクの牧歌


ドヴォルザーク 交響曲第6番
&ヤナーチェク 弦楽のための牧歌
 シュウォーツ/シアトル交響楽団
 Naxos 2009・2011年 8572698
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ジェラード・シュウォーツ指揮シアトル交響楽団の演奏によるドヴォルザーク交響曲第6番およびヤナーチェクの弦楽のための牧歌。ナクソスの新譜。2009・2011年シアトルでのセッション録音。

ウィリアム・シューマンの交響曲全集ボロディンの交響曲全集において明晰な解釈と洗練味の高いアンサンブルから小気味良い演奏を披露していたシュウォーツ/シアトル響。今回は一転してチェコ作品のアルバムを出してきたので早速入手した。

バイロン・ジャニスのコンプリートRCAコレクション


「バイロン・ジャニス コンプリートRCAコレクション」
 ジャニス(pf) ライナー/シカゴ交響楽団ほか
 RCA 1947~1959年 88725484402
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バイロン・ジャニスのコンプリートRCAコレクション。先月RCAからリリースされたCD11枚のボックスセット。

1928年アメリカ生まれのヴィルトゥオーゾ・ピアニストであるバイロン・ジャニスが今月85歳を迎えるのを記念してのリリースとのことで、ジャニスがRCAに残した録音が集成されている。

11枚のうち7枚までが今回初CD化の音源とのことで、この機に聴いてみたいと思い入手した。

マナコルダ/カンマーアカデミー・ポツダムによるシューベルトの交響曲第5番&第6番


シューベルト 交響曲第5番・第6番
 マナコルダ/カンマーアカデミー・ポツダム
 ソニー・クラシカル 2012年 88765426962
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アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムの演奏によるシューベルト交響曲第5番・第6番。ソニー・クラシカルの新譜。2012年8月ベルリン、テルデックス・スタジオでのセッション録音。

前回リリースのシューベルト交響曲第3番&「未完成」のアルバムが良かったので今回も早速入手した。

デュメイとロルティの共演によるR・シュトラウスとフランクのヴァイオリン・ソナタ


R・シュトラウス ヴァイオリン・ソナタ
&フランク ヴァイオリン・ソナタ
 デュメイ(vn)、ロルティ(pf)
 Onyx 2012年 ONYX4096
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オーギュスタン・デュメイのヴァイオリンとルイ・ロルティのピアノによるR・シュトラウスとフランクのヴァイオリン・ソナタ。オニキスの新譜。2012年9月フランス・ノルマンディー、サン・ドニ・ル・ファルマンでのセッション録音。

また上記ヴァイオリン・ソナタ2曲に加え、R・シュトラウスの「静かな森の小径で」Op.9-1(ハイフェッツによる編曲版)、フランクの「メランコリー」FWV10と「前奏曲、フーガと変奏曲」(デュメイ&ロルティによる編曲版)も収録されている。

デュメイは一昨年のラ・フォル・ジュルネでの実演(ブラームスのヴァイオリン・ソナタ)が忘れ難いし、ロルティはシャンドスから近年リリースのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集ルトスワフスキのピアノ協奏曲で鮮烈な演奏を披露している。この両者の共演ということで興味津々で入手した。

ユリア・フィッシャーとジンマン/チューリヒトーンハレ管によるブルッフとドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲


ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番
&ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲
 ユリア・フィッシャー(vn)ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管
 Decca 2012年 4783544
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ユリア・フィッシャーのヴァイオリンとデイヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の伴奏によるブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番およびドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲。英デッカの新譜。2012年4月チューリヒ、トーンハレでのセッション録音。

ジンマン/トーンハレは一昨年の来日公演が素晴らしかったので以後RCAからリリースの新譜は全て入手するようにしているが今回はデッカの方からドイツの名手ユリア・フィッシャーをソロとしたブルッフとドヴォルザークの協奏曲集が出たので早速入手した。

バドゥラ=スコダにより3種類のピアノを用いて演奏されたシューベルトのピアノ・ソナタ第21番


シューベルト ピアノ・ソナタ第21番、3つのピアノ小品
 バドゥラ=スコダ(pf)
 Genuin 2011・2012年 GEN12251
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パウル・バドゥラ=スコダの演奏によるシューベルトのピアノ・ソナタ第21番および3つのピアノ小品D.946。独ゲヌインの新譜。2011・2012年ウィーンおよびザルツブルクでのセッション録音。

ピアノ・ソナタ第21番の方は3種類の録音が収録されており、それぞれ1826年頃に製作のコンラート・グラーフのフォルテピアノ、2004年製のスタインウェイ、1923年製のベーゼンドルファーという3種類のピアノが用いられ別個に録音されている。

84歳のバドゥラ=スコダがシューベルトの最後のソナタを録音、それも複数のピアノを用いて3種類の演奏を録音するという斬新なアプローチに惹かれて入手した。

本CDでの21番ソナタの演奏コンセプトについてバドゥラ=スコダ自身がライナーノートにて解説を行っている。いわく、このソナタは自分にとって特別な作品であり、これまでコンサートや録音で数多く演奏してきたが、そのどれもが十分な満足を自分に与えるものでなく、自分の表現には何かが足りないのではないか、このソナタの真に意味するところを描き切れていないのではないか、という自省を長年にわたり重ねてきた結果、今回のようなコンセプトでの録音という発想に辿り着いたという。

このCDの録音において3種のピアノを用いたのは各々の楽器が相対的に持つアドバンテージ(すなわちシューベルトの時代に用いられたグラーフのフォルテピアノの持つ歴史的正当性、スタインウェイ特有の硬質に引き締まった高貴な音色、ベーゼンドルファー特有のまろやかな柔らかみを帯びた美しい音色)を活かすことにより各々の側面から作品の美質を引き出すことを意図したからであるとのこと。

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