2009年ザルツブルク音楽祭でのヴァレーズ・コンサートのライヴ


ヴァレーズ 管弦楽作品集
 ロト/アンサンブル・モデルンほか
 コル・レーニョ 2009年ライヴ WWE20295
WWE20295

コル・レーニョから先般リリースされた、2009年ザルツブルク音楽祭でのヴァレーズ作品のコンサートをライヴ収録したCD「コンティネント・ヴァレーズ」を購入しました。

収録曲は①イオニザシオン②オフランド③ハイパープリズム④インテグラル⑤エクアトリアル⑥アメリカの6曲ですが、①の「イオニザシオン」に関してはマルティン・グルビンガー指揮パーカッシヴ・プラネット・アンサンブルによる演奏と、フランソワ=クサヴィエ・ロト指揮アンサンブル・モデルンによる演奏の2種類が収録されています。

その他の演目の指揮者/演奏団体は、⑥がベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送交響楽団、それ以外(②~⑤)がフランソワ=クサヴィエ・ロト指揮アンサンブル・モデルン。また②ではジュリー・モファがソプラノ独唱を、⑤ではオットー・カッツァマイアーがバス独唱をそれぞれ務めています。

打楽器の個性的な活用法に独創性を発揮するヴァレーズの作品の珍しいライヴ録音ということで購入してみました。「イオニザシオン」で指揮者とアンサンブルの異なる2種類の演奏が収録されている点も面白いですし、この機会にヴァレーズの一連の音楽にじっくり耳を傾けてみたいと思います。

ミュラー=ショットの演奏によるブリテンの無伴奏チェロ組曲集


ブリテン 無伴奏チェロ組曲(全曲)
 ミュラー=ショット(vc)
 オルフェオ 2009・10年 ORFEO835111
ORFEO835111

オルフェオから先般リリースされた、ダニエル・ミュラー=ショットの演奏によるブリテンの無伴奏チェロ組曲第1番~第3番を収録したCDを購入しました。

ドイツの実力派チェリストであるミュラー=ショットの演奏による近年のCD録音としては、ヒューイットと組んだベートーヴェンのチェロ・ソナタ集(ハイペリオン)やクライツベルク/バイエルン放送響をバックとしたショスタコーヴィチのチェロ協奏曲集(オルフェオ)などが印象に残っています。それだけに今回のブリテン無伴奏チェロ組曲の演奏も興味深く、このチェリストならではの深みのある響きを期待して聴いてみたいと思います。

ユロフスキ/ロンドン・フィルによるマーラー交響曲第2番「復活」のCD感想


マーラー 交響曲第2番「復活」
 ユロフスキ/ロンドン・フィル
 ロンドン・フィル自主制作 2009年ライヴ LPO0054
LPO0054

ロンドン・フィル自主制作レーベルより先般リリースされた、ヴラディーミル・ユロフスキ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるマーラー交響曲第2番「復活」のCDを聴きました。2009年9月、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴです。

同レーベルから活発にリリースが続けられているユロフスキ/ロンドン・フィルの録音に関しては昨年の秋に出たホルストの「惑星」は素晴らしい演奏と感じましたが、その前のチャイコフスキーやブラームスなどは表出力がいまひとつ伸び切らない感もありました。

そのあたり今回リリースのマーラーではどうかと思いつつ聴いてみたところ、このマーラーは恐ろしいほどのアンサンブルの充実度、そのダイナミックな迫力、そしてユロフスキのヴァイタリティ溢れるアグレッシヴな指揮ぶりとが渾然一体となって醸し出される、そのケタはずれの音楽的表出力に驚くべきものがあり、この指揮者の近年の卓抜した録音とひきくらべてみても、これはひときわ出色たる演奏ではないかと思えました。

このマーラーでユロフスキは全体的にテンポの出入りの激しい起伏強調型のアプローチを実施していますが、その活発なテンポのうねりが、まるで世界が歪曲するかのようなマーラー独特の音楽の生理に対して、しっかりとシンクロしているように感じられるあたり特に聴いていて感嘆する思いでしたし、ここぞという時のオーケストラのパワフルな鳴動力とスケール感も素晴らしいかぎりです。久しぶりに強烈な聴き応えのマーラー演奏を堪能しました。ユロフスキ/ロンドン・フィルには、この調子でマーラーの交響曲を今後も継続的にリリースすることを期待します。

ゲルギエフ/マリインスキー歌劇場管によるショスタコーヴィチ交響曲第8番


ショスタコーヴィチ 交響曲第8番
 ゲルギエフ/マリインスキー歌劇場管弦楽団
 フィリップス 1994年 446062-2
446062-2

ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団によるショスタコーヴィチの新譜である交響曲第3番と第10番を収録したCDを購入したことを先日ブログに書きましたが、聴いてみたところが交響曲第10番が非常に素晴らしい演奏内容で、これは同コンビによる一連のショスタコーヴィチ交響曲録音チクルスの中でも最高のものではないかと思いました。

このコンビならではの、音響的な質量を音楽自体の質量に余すところなく転換したかのような張り詰めたオーケストラ・ドライブに加えてオーケストラ自体の驚くべき深みのある陰影も聴いていて目を見張るばかりで、それらが結託することによる演奏自体の表出力が途方もなく、あらためてこの作品の底知れない奥深さを鮮烈な形で突き付けられたような印象を聴き終えて抱きました。

これに対し交響曲第3番「メーデー」に関しては、いかにゲルギエフ/マリインスキーの演奏でも胸に迫ってくるものは特段ありませんでしたし、交響曲全集の完成のために避けて通れないとはいえ、現在この曲を録音する切実な意義があるとは思えませんでした。

同コンビが着々と進めているショスタコーヴィチ交響曲チクルスとしては、これで第12~14番の3曲を残すのみとなりましたが、フィリップス時代に録音した4番~9番に関しても、彼らの現在の実力と音楽的充実感を考えればSACDメディアでの再録音というのも悪くないのでは、という気がします。私はSACDを過度に崇拝する者ではないですが、このコンビのフィリップス時代のショスタコーヴィチの録音、特に8番あたりに関してはそう思います。

というのも、この交響曲第8番の録音は周知のように、この一連のチクルスの第1弾としてリリースされたものですが、確かに演奏内容は極めて充実しているものの、その音質面において時にフィリップス・トーンの滑らかな音響的肌ざわりがアンサンブルの響きを生硬なものにしている嫌いがなくもなく、SACDレベルの明晰な音質で捕捉するならば、またグッと演奏自体の表出力が向上するような気がするからです。また、現在の同コンビの実力からすると、音質云々以前に更に深みのある表現が可能なようにも思えます。

そういう次第で、私は今回リリースのゲルギエフ/マリインスキーの交響曲第10番を聴き終えて、その演奏内容の素晴らしさゆえに残る第12~14番の3曲のリリースも大いに期待するとともに交響曲第8番あたりの再録音をも望みたくなりました。

パレー/イスラエル・フィルによるシューマンの交響曲第2番と第3番「ライン」


シューマン 交響曲第2番・第3番「ライン」
 パレー/イスラエル・フィル
 Helicon 1971年・76年ライヴ HEL029640
HEL029640

イスラエル・フィルの自主制作レーベルであるHeliconから先般リリースされた、ポール・パレー指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるシューマンの交響曲第2番と第3番「ライン」を収録したCDを購入しました。交響曲第2番が1976年11月、「ライン」が1971年11月、いずれもテルアビブのマン・オーディトリアムにおける演奏会でのライヴ。

パレーのシューマンといえば以前に復刻リリースされたデトロイト交響楽団との交響曲全集が充実を極めた演奏内容でしたので、今回リリースのイスラエル・フィルとのライヴも聴いてみたくなり購入してみました。パレーは晩年にイスラエル・フィルを頻繁に客演していたということですし、手兵デトロイト響とのシューマンに勝るとも劣らない演奏内容を期待して聴いてみたいと思います。

ドホナーニ/フィルハーモニア管によるブラームスの交響曲第1番と第3番


ブラームス 交響曲第1番・第3番
 ドホナーニ/フィルハーモニア管弦楽団
 シグナム・クラシックス 2009年ライヴ SIGCD250
SIGCD250

英シグナム・クラシックスから先般リリースされた、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏によるブラームスの交響曲第1番&第3番を収録したCDを購入しました。2009年、ロイヤル・フェスティバルホールでのコンサートのライヴ。

本CDに関連して思い出されるのが2007年5月に東京オペラシティ・コンサートホールで聴いた、北ドイツ放送交響楽団の来日公演です。というのも、この時の指揮者がドホナーニであり、ちょうど演目もCDと同じくブラームスの1番と3番だったからです。

2007-05-18

このオーケストラの、かつて耳にしたギュンター・ヴァント時代の質実剛健を極めたような音響密度こそ相応に後退していたとはいえ、総じて透過性の高いトッティ、柔らかみとメリハリを帯びたカラフルな響きなど、それこそアメリカのオーケストラを思わせる機能性と敏捷性、色彩感が、このオケ本来の堅牢に引き締まった音響的土台の上に付与され、この指揮者ならではの明晰な稠密感のあるブラームスがホールに現出し、はじめのうちは多少の違和感をもって聴いていながら、次第にその演奏のユニークな肌合いにひき込まれていき、仕舞いにはドホナーニに説得されたような形でホールを後にしたことを覚えています。

そうしたことから、そのあたりの感触が今回リリースされたフィルハーモニア管とのブラームスではオーケストラの違いによりどう感じられるか興味深く、じっくり聴いてみたいと思います。

ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるマーラー交響曲全集


マーラー 交響曲全集
 ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
 RCA 2006~2010年 88697727232
88697727232

RCAから先般リリースされた、デイヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏によるマーラー交響曲全集のCDセット(ハイブリッドSACD15枚組)を購入しました。このコンビが2006年から昨年にかけて単発でリリースを続けていたマーラー・チクルスの録音(交響曲第1番~第10番)が集成ボックス化されたもので、また交響曲第6番のリハーサル風景を収録したドキュメンタリーDVDも付いています。

88697727232DVD
交響曲第6番のリハーサル風景(付属のDVDより)

このジンマン/トーンハレのマーラーシリーズは、初期にリリースされた数枚が私には今ひとつピンと来なかったため、以降は特に食指が動きませんでしたが、その後半期の録音に関してはネット上で絶賛の声を多く見かけ、気になっていたところ、こうしてボックスで一括リリースされたので、この機にまとめて聴いてみることにしました。

そういう次第で、特に交響曲第6番以降を重点的に聴いてみようかと思っています。

ドゥマルケットの演奏によるサン=サーンスのチェロ作品集


サン=サーンス チェロ作品集
 ドゥマルケット(vc)  スウェンセン/パリ室内管ほか
 Mirare 2009年 MIR108
MIR108

仏Mirareから先般リリースされた、アンリ・ドゥマルケットの演奏によるサン=サーンスのチェロ作品集のCDを購入しました。収録曲は①チェロ協奏曲第1番②チェロ・ソナタ第1番③ロマンス・へ長調④チェロとピアノのための組曲⑤動物の謝肉祭の5曲。①と⑤の伴奏はジョセフ・スウェンセン指揮アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ(パリ室内管弦楽団)、また②と⑤ではボリス・ベレゾフスキー、③~⑤ではブリジット・エンゲラーがピアノ演奏を務めています。

ドゥマルケットといえば私には今年のラ・フォル・ジュルネ東京での演奏会(ブラームスとR.シュトラウスのチェロ・ソナタ)で耳にした豊穣な響きの感触が今だ記憶に新しく、そのドゥマルケットと本CDで共演しているベレゾフスキー&エンゲラーも、そのラ・フォル・ジュルネで何度も実演を耳にしているピアニストですので、彼らが共演してどのようなアンサンブルを奏でるか興味津々です。

カンブルラン/バーデン=バーデン・フライブルクSWR響によるブルックナー交響曲第3番


ブルックナー 交響曲第3番
 カンブルラン/バーデン=バーデン・フライブルクSWR響
 Glor 2010年ライヴ GC10391
GC10391

ドイツのGlorレーベルから先般リリースされた、シルヴァン・カンブルラン指揮バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)の演奏によるブルックナー交響曲第3番のCDを購入しました。2010年11月フライブルク・コンツェルトハウスでのライヴ収録。

このコンビのブルックナーというと昨年3月にリリースされた交響曲第6番の演奏内容が素晴らしく、ブルックナーの純音響的な断面に根ざした愉悦が充溢する秀逸な演奏と感じられましたが、同時期にリリースされた交響曲第9番の録音の方は、指揮者のアクの強さが前面の出過ぎているため、それが部分的にしろ音楽の良さを阻害しているような印象がなくもありませんでした。

今回リリースの交響曲第3番ではどのように感じられるか、じっくり聴いてみたいと思います。

ブーレーズ/ウィーン・フィルによるマーラー交響曲第6番「悲劇的」


マーラー 交響曲第6番「悲劇的」
 ブーレーズ/ウィーン・フィル
 グラモフォン 1994年 POCG-1848
POCG-1848

昨日の記事でピエール・ブーレーズ指揮ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団の演奏によるマーラー交響曲第6番「悲劇的」の新譜を購入したことを書きましたが、そこでも言及したとおりブーレーズは以前にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してグラモフォンにマーラー6番を録音していました。

このウィーン・フィルとのマーラー6番は、ブーレーズにとっての初のマーラー録音、そしてブーレーズとウィーン・フィルとの初録音として知られるとともに、結果的にブーレーズが複数のオケを指揮して録音したマーラー交響曲全集の嚆矢となるものでしたが、このマーラーにはブーレーズの純音楽的アプローチゆえにスコアの内奥に肉薄するかのような独特の凄味と面白さがあり、第3楽章などでウィーン・フィルの音色が織り成す何とも言えない幽玄の美も含めて傾聴していました。

そのあたり、今回リリースのルツェルン祝祭アカデミー管との新譜では表現の方向性がどうなっているか、ブーレーズ独特ともいうべき怜悧なザッハリヒ路線にさらに磨きがかかっているか、あるいは逆に円熟した丸い表現となっているか、聴き比べてみるのも一興かと思いますので、前述の新譜とともに、この旧録音も久しぶりに聴いてみたいと思います。

ブーレーズ/ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団の2010年ルツェルン音楽祭でのコンサートのライヴ


マーラー 交響曲第6番「悲劇的」ほか
 ブーレーズ/ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団
 アクサンタス 2010年ライヴ ACC30230CD
ACC30230CD

アクサンタス・ミュージックから先般リリースされた、ピエール・ブーレーズ指揮ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団の2010年ルツェルン音楽祭におけるコンサートのライヴCD2枚組を購入しました。1枚目のCDにはヴェーベルンの「管弦楽のためのパッサカリア」と「管弦楽のための変奏曲」、およびストラヴィンスキーの交響詩「うぐいすの歌」が、2枚目のCDにはマーラー交響曲第6番「悲劇的」が収録されています。

ここでのマーラー交響曲第6番は総タイムが76分と、かつてブーレーズがグラモフォンに録音した同曲の録音よりも更に短くなっていて、タイムだけ見るならば、ブーレーズ独特ともいうべき怜悧なザッハリヒ路線にさらに磨きがかかっているのではないかと思えますが、いずれにしても世界各国から優秀な若手演奏家を集めて組織されたルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団を指揮して、現在のブーレーズがどのような演奏を披露するか興味深く、じっくり聴いてみようと思います。

ベズイデンホウトのフォルテピアノ演奏によるメンデルスゾーンのピアノと弦楽のための協奏曲集


メンデルスゾーン ピアノと弦楽のための協奏曲集
 ベズイデンホウト(pf) フライブルク・バロック・オーケストラ
 ハルモニア・ムンディ 2010年 HMC902082
HMC902082

仏ハルモニア・ムンディから先般リリースされた、クリスティアン・ベズイデンホウトのフォルテピアノ演奏によるメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集のCDを購入しました。収録曲はメンデルスゾーンの「ピアノと弦楽のための協奏曲イ短調」、および「ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲ニ短調」の2曲。伴奏はゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ指揮フライブルク・バロック・オーケストラ。ニ短調の協奏曲ではヴァイオリン独奏をゴルツが務めています。

収録曲はいずれもメンデルスゾーン若書きの作品ですが、このうちのニ短調の協奏曲は今年5月のユーリ・バシュメット率いるモスクワ・ソロイスツ来日公演で取り上げられました。この時期に実はベズイデンホウトも、オーケストラ・リベラ・クラシカの演奏会のソリストとして来日していましたが、その演奏会の日時が前述のモスクワ・ソロイスツ来日公演とバッティングしてしまい、私はモスクワ・ソロイスツの方を聴きに行ったので、残念ながらOLCの演奏会は聴き逃しました。

そういう次第で、モスクワ・ソロイスツ来日公演で意外な感銘を覚えたメンデルスゾーンのニ短調の協奏曲を、その来日公演を聴きに行ったために聴き逃したベズイデンホウトのフォルテピアノ演奏で奇しくも聴くことになるわけですが、いずれにしても俊英フォルテピアノ奏者ならではの深みのある演奏を期待して聴いてみたいと思います。

オーケストラ・リベラ・クラシカによるハイドン交響曲第92番「オックスフォード」とベートーヴェン交響曲第2番


ハイドン ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調
ハイドン 交響曲第92番「オックスフォード」
ベートーヴェン 交響曲第2番
 鈴木秀美/オーケストラ・リベラ・クラシカ
 アルテ・デラルコ 2010年ライヴ ADJ030
ADJ030

アルテ・デラルコから先般リリースされたオーケストラ・リベラ・クラシカの新譜を購入しました。2010年10月24日、東京文化会館小ホールでの演奏会のライヴ録音で、演目はハイドンのヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調と交響曲第92番「オックスフォード」およびベートーヴェンの交響曲第2番。指揮者は鈴木秀美、協奏曲でのヴァイオリン独奏は佐藤俊介。

私は当日この演奏会を客席で聴きましたが、全体的にOLCならではの充実感に満ちた、大変に見事な演奏内容でしたが、後半のベートーヴェンに関しては手狭なホールの環境に少々難ありかとも聴いていて思えましたが、そのあたりが本CDではどのように聴こえるか、じっくり聴いてみたいと思います。

ノリントン/シュトゥットガルト放送響によるエルガーのエニグマ変奏曲を含む管弦楽作品集


エルガー エニグマ変奏曲ほか
 ノリントン/シュトゥットガルト放送交響楽団
 ヘンスラー 2007・10年 93191
93191

独ヘンスラーから先般リリースされた、サー・ロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏によるエルガーの管弦楽作品集のCDを購入しました。収録曲は序曲「南国にて」、序奏とアレグロ、エニグマ変奏曲の3曲。

ノリントン率いるシュトゥットガルト放送交響楽団は昨年に来日してエルガーのエニグマ変奏曲を披露しました。私はサントリーホールで聴きましたが、このコンビの専売特許たるピュアトーンの世界に独特の音響的愉悦を覚えましたので、そのあたりを思い起こしながら本CDを聴いてみたいと思います。

ビエロフラーヴェク/BBC交響楽団によるマルティヌーの交響曲全集


マルティヌー 交響曲全集
 ビエロフラーヴェク/BBC交響楽団
 オニキス 2009・10年ライヴ ONYX4061
ONYX4061

オニキス・レーベルから先般リリースされた、イエジ・ビエロフラーヴェク指揮BBC交響楽団の演奏によるマルティヌーの交響曲全集のCDを購入しました。2009年から10年にかけてのロンドン、バービカン・センターでのライヴ録音。

マルティヌーの交響曲というと今年の5月のアルミンク/新日本フィルの定期演奏会で交響曲第3番が取り上げられたのを聴きましたが、私自身の体調がいまひとつで消化不良に終わっていましたので、今回リリースの交響曲全集をじっくりと聴いてみたいと思います。

ツァグロゼク/ベルリン・コンツェルトハウス管によるモーツァルト「ハフナー」とブルックナー交響曲第6番


モーツァルト 交響曲第35番「ハフナー」
&ブルックナー 交響曲第6番
 ツァグロゼク/ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
 アルトゥス 2008年ライヴ ALT205
ALT205

アルトゥスから先般リリースされた、ローター・ツァグロゼク指揮ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の演奏によるモーツァルト交響曲第35番「ハフナー」とブルックナー交響曲第6番のCDを購入しました。2008年1月と3月のベルリン・コンツェルトハウスでのコンサートのライヴ録音。

ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団(2006年までの楽団名はベルリン交響楽団)の録音というと、かつてドイツのカプリッチョ・レーベルやドイツ・シャルプラッテンからクルト・ザンデルリンクの指揮により、有名なブラームス交響曲全集のほか、シベリウス、マーラー、ショスタコーヴィチなどのシンフォニーの録音が数多くリリースされていたところ、ブルックナーというのは意外にも出ていなかったように思いますが、ザンデルリンク時代の重厚な響きを期待して、聴いてみたいと思います。

マッケラス/エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団によるメンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」


メンデルスゾーン 真夏の夜の夢、交響曲第4番「イタリア」
 マッケラス/エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団
 ヴァージン・クラシックス 1987年 VC790725-2
VC790725-2

昨日の記事で触れたチャールズ・マッケラス指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏によるチャイコフスキー「悲愴」の新譜CDの余白には、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」序曲が収録されていましたが、マッケラスは以前、同曲をピリオド・オーケストラと録音していたことを思い出しました。

エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団を指揮してのメンデルスゾーン・アルバムで、「真夏の夜の夢」の一連の劇音楽と交響曲第4番「イタリア」との組み合わせでしたが、両曲ともにピリオド・オーケストラの演奏としては史上初の録音でした。この録音はロングセラーだと思っていたら、長らく廃盤となっていることが分かり、意外でした。

前述の新譜と合わせて、このCDも久しぶりに聴いてみたいと思います。

マッケラス/フィルハーモニア管によるチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」


チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
&メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」序曲
 マッケラス/フィルハーモニア管弦楽団
 シグナム・クラシックス 2009年ライヴ SIGCD253
SIGCD253

英シグナム・クラシックスから先般リリースされた、チャールズ・マッケラス指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏によるチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」のCDを購入しました。2009年2月のロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴで、ディスクの余白には同日に演奏されたメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」序曲が収録されています。

周知のようにマッケラスは昨年7月に逝去されました。これまでレコーディングが豊富に残されていることもあり、私もCDを通して数々の名演奏に巡り合いましたが、ほとんど来日がなかったこともあり、その実演に接する機会はありませんでした。

その最晩年の時期に係るライヴ録音、襟を正して聴いてみたいと思います。

バシュメット/国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団によるブラームス交響曲第3番とチャイコフスキーの「悲愴」


ブラームス 交響曲第3番
&チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
 バシュメット/国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団
 ICAクラシックス 2004・05年ライヴ ICAC5023
ICAC5023

ICAクラシックスから先般リリースされた、ユーリ・バシュメット指揮、国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団の演奏によるブラームス交響曲第3番とチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」を収録したCDを購入しました。いずれもモスクワ音楽院大ホールでのライヴ録りで、ブラームスが2005年2月、チャイコフスキーが2004年4月の録音。

ライナーノートの記載によると国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団(新ロシア交響楽団)は1990年に設立されたロシアの楽団で、2002年からバシュメットが音楽監督に就任しています。

バシュメットといえば私には今年5月のモスクワ・ソロイスツ来日公演で接した彼のアクティヴな指揮ぶりが記憶に新しく、その時に披露されたチャイコフスキーの弦楽セレナーデは情緒に富んだ感銘深い演奏でした。それだけに、この新譜のブラ3と悲愴がどのような演奏となっているか興味をそそられます。

ドラティ/イスラエル・フィルによるマーラー交響曲第6番「悲劇的」


マーラー 交響曲第6番「悲劇的」
 ドラティ/イスラエル・フィル
 Helicon 1963年ライヴ HEL029642
HEL029642

イスラエル・フィルの自主制作レーベルであるHeliconから先般リリースされた、アンタル・ドラティ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるマーラー交響曲第6番「悲劇的」のCDを聴くつもりです。1963年10月テルアビブのマン・オーディトリアムにおける演奏会のライヴ収録。

これまで名匠ドラティのマーラー演奏は数えるほどしかリリースされておらず、イスラエル・フィルとのマーラーは初出だと思いますが、今日ほどはマーラー演奏が一般的でなかった時代、ドラティが第6交響曲でどのような演奏を披露しているか、じっくり聴いてみたいと思います。

ユロフスキ/ロンドン・フィルによるマーラー交響曲第2番「復活」


マーラー 交響曲第2番「復活」
 ユロフスキ/ロンドン・フィル
 ロンドン・フィル自主制作 2009年ライヴ LPO0054
LPO0054

ロンドン・フィル自主制作レーベルより先般リリースされた、ヴラディーミル・ユロフスキ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるマーラー交響曲第2番「復活」のCDを聴いてみたいと思います。2009年9月、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴ録音。

同レーベルから活発にリリースが続けられているユロフスキ/ロンドン・フィルの録音に関しては、昨年の秋に出たホルストの「惑星」は素晴らしい演奏と感じられた一方、その前のチャイコフスキーやブラームスなどは表出力が正直いまひとつ伸び切らない感もありましたが、今回リリースのマーラーではどうでしょうか。

アルテミス四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲第3番、第5番と第16番


昨日も書きました通り、当分の間これから聴こうと思うCDを先行的に挙げていきます。感想はまた別途。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第3番、第5番、第16番
 アルテミス四重奏団
 ヴァージン・クラシックス 2010・11年 0708342
0708342

英ヴァージン・クラシックスから先般リリースされた、アルテミス四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲第3番、第5番と第16番のCD。この団体が進めている、ベートーヴェンのカルテット全曲レコーディング・チクルスの一環で、2010年の秋にリリースされた第1番&第12番のCDに続くリリース。

このカルテットによるベートーヴェンのフレッシュな演奏には毎回のように唸らされていますので今回も迷わず購入しました。

これでベートーヴェンのカルテット全16曲のうち第10番「ハープ」を除く15曲まで録音が進んだことになるはず、ですが、ちょっと気になるのが、このCDに関してHMVやタワレコなどのページに掲載されている商品紹介において「アルテミス四重奏団のベートーヴェン・チクルス遂に完結」とか「全集シリーズの最後を飾るアルバム」という風に記載されていることです。

ということは、第10番「ハープ」は録音しないで終了ということでしょうか? まさかとは思いますが、、

ゲルギエフ/マリインスキー歌劇場管によるショスタコーヴィチ交響曲第3番と第10番


この一ヵ月ほど仕事に追われるような日々でした。ひとまず今週でヤマを越えましたが、おかげで未聴盤が山積み状態で、情けないかぎりです。

こんな状況ですので今後しばらく、これから聴こうと思う未聴盤を先行的に挙げていくことにします。感想はまた別途ということで。

MAR0511
ショスタコーヴィチ 交響曲第3番・第10番
 ゲルギエフ/マリインスキー歌劇場管弦楽団
 Mariinsky 2009・10年ライヴ MAR0511

マリインスキー歌劇場自主制作レーベルから先般リリースされた、ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団によるショスタコーヴィチの交響曲チクルスの新譜です。昨年末にリリースの第2番&第11番のCDに続くもので、今回は交響曲第3番と第10番の組み合わせ。

このコンビの現在の充実ぶりは今年2月に観たマリインスキー・オペラ来日公演「トゥーランドット」の実演において肌で感じましたが、ここでは彼らの本領たるレパートリーのショスタコーヴィチですし、どんな演奏が聴けるか非常に楽しみな一枚です。

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