鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハの教会カンタータ第78、99、114番


J.S.バッハ 教会カンタータ第78番、第99番、第114番
 鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパン
 BIS 2003年 BIS-CD-1361
BIS-CD-1361

先月の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009」特設CD販売エリアにて購入したディスクです。

これは鈴木雅明/BCJのバッハ教会カンタータ全集の第25集にあたり、LFJ2009での演目であった第78番のカンタータが収録されています。

公演終了後には鈴木雅明のサイン会が催されました。それで私も本CDのブックレット裏面にサインを頂きました。
BIS-CD-1361-2

ちなみに鈴木雅明/BCJのバッハ教会カンタータ全集は現在42集まで進行中ですが、LFJ2009でのもうひとつの演目であった第30番カンタータの方は未だ録音されていないようです。

第78番のカンタータですが、こうしてCDであらためて聴くと、実演での感興が蘇ってくるようなところもあり、実演とはいささか趣きが異なるところもあり、というところでしょうか。

4人の独唱陣は全員LFJ2009での実演時とは違っていますし、ロケーションも、神戸松陰女学院大学のチャペルでの録音で、国際フォーラムで聴いた時よりはふっくらとした残響の肌ざわりが心地よく、この音質は教会カンタータの録音としては理想的な感じがします。

カンタータ第99番は三位一体の祝日後第15日曜日のためのカンタータで、冒頭のコラールを始めフラウト・トラヴェルソが大活躍するカンタータです。アーノンクールの録音など、その天国的な色調にうっとりさせられるものですが、この鈴木雅明/BCJの演奏は、その点はかなりストイックな感じがします。

カンタータ第114番は三位一体の祝日後第17日曜日のためのカンタータです。疾風怒涛のような冒頭の合唱曲が強烈ですが、白眉はむしろ第2曲のアリアでしょう。このアリアはレオンハルト盤(レオンハルト・コンソート)の録音が素晴らしく、そこではチェロ(ビスルマ)とフラウト・トラヴェルソ(ブリュッヘン)によって形成される厳しくも美しい諧調が感動的です。ここでの鈴木雅明/BCJの演奏はやはり真摯で、レオンハルト盤とはまた違った、洗練された古楽演奏の様式美というのか、そんな印象を感じさせる名演ですね。

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