(無題)

11/11 ハンガリー国立歌 東京文化
11/12 N響 NHK
11/18 新日本フィル すみトリ
11/19 バラノフ トッパン
11/20 コンセルトヘボウ サントリー
11/23 椿姫 新国立劇場
11/25 ベルリンフィル サントリー 

「サンソン・フランソワ EMI録音全集」CD34の感想

「サンソン・フランソワ EMI録音全集」CD34
 フランソワ(pf) 
 EMIクラシックス 1947~1970年 6461062
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①リスト:ピアノ協奏曲第1番
 東京交響楽団、上田仁指揮

56年のライヴでモノラルだが音質は良好である。フランソワはリストの1番を54年と60年にスタジオ録音しているが音質的には60年盤、内容的には54年が優れている。この56年の日本ライヴは音質・演奏ともに両演の中間という感じで、終楽章などは54年盤に準ずる迫力が出ている。

②シューマン:蝶々&子供の情景

ともに67年の東京ライヴだが、ステレオの音質が抜群である。フランソワの「蝶々」は56年のスタジオ録音と61年のライヴ録音があるが、この67年ライヴが文句なく音質的にベスト。演奏は最晩年のライヴだけに切れ味に乏しい感もあるが、持ち前の音色の美しさが作品を鮮やかに彩っている。

③ショパン:ポロネーズ第3番&マズルカ第5番~第7番・第20番&バラード第4番

いずれも67年の東京ライヴ。②のシューマン同様ステレオの音質が非常によく、晩年のフランソワの練達のショパンを存分に堪能できる。とくにマズルカはフランソワの56年のスタジオ録音が最悪の音質であるだけに、この録音は貴重である。

ジュリーニ/コヴェント・ガーデン王立歌劇場のロッシーニ「セヴィリャの理髪師」1960年ライヴの感想


ロッシーニ 歌劇「セヴィリャの理髪師」全曲
 ジュリーニ/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
 ICAクラシックス 1960年ライヴ ICAC5046
ICAC5046

カルロ・マリア・ジュリーニ指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団の演奏によるロッシーニの歌劇「セヴィリャの理髪師」全曲。ICAクラシックス。1960年5月のロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウスでのライヴ。フィガロ:ローランド・パネライ、ロジーナ:テレサ・ベルガンサ、アルマヴィーヴァ伯爵:ルイジ・アルヴァ。

稀代のメゾソプラノ・ベルガンサの実力を一躍知らしめた記念碑的ライヴである。音質は鮮明とはいいがたいが、かなりオンマイクな音で、舞台の臨場感が生々しく伝わってくる。度肝を抜かれるのがパネライのフィガロで、最初の登場シーンのぶっとびぶりがハンパでない。こういう弾けまくった歌いぶりはセッション録音では耳に出来ない、まさにライヴのたまもの。伯爵のアルヴァは堂に入った歌唱で終始安定感がある。ベルガンサのロジーナは、歌唱自体の巧さにくわえ当時新進気鋭のメゾとしての初々しさが随所に舞台に華をもたらしている。ジュリーニ/コヴェント・ガーデンのアンサンブル展開も素晴らしい。ロッシーニに相応しい躍動感が全編に満ちている。

「サンソン・フランソワ EMI録音全集」CD36の感想

「サンソン・フランソワ EMI録音全集」CD36
 フランソワ(pf) 
 EMIクラシックス 1947~1970年 6461062
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①モーツァルト:ソナタ第4番
②ショパン:ソナタ第3番
③シューマン:子供の情景
④プロコフィエフ:ソナタ第7番
⑤リスト:ロシニョール
⑥ショパン:ワルツ第6番・第1番「華麗なる大ワルツ」

1964年パリ、サル・プレイエルでの収録。CD35の3日後の同じホールでのリサイタルだが、こちらの方がステレオ感が高く音質が少し良い。しかし演奏自体は全体的にいまいち良くない。音質の関係かもしれないがフランソワにしては迫力がない。プロコフィエフも含めて、CD35のショパン2番のような鬼気迫るものがほとんど感じられない。あるいは当日の調子が悪かったか。なおショパンのソナタ第3番は技術上の理由でフィナーレが収録されていない。

スクロヴァチェフスキ/NFMヴロツワフ・フィルによるルトスワフスキ交響曲第1番&管弦楽のための協奏曲の感想



ルトスワフスキ 交響曲第1番、管弦楽のための協奏曲
 スクロヴァチェフスキ/NFMヴロツワフ・フィル
 Cd Accord 2013年ライヴ ACD196
ACD196.jpg

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮NFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるルトスワフスキの交響曲第1番、および管弦楽のための協奏曲。CDアコード。2013年5月ポーランド、ヴロツワフにおけるヴィトルド・ルトスワフスキ・フィルハーモニック・コンサート・ホールでのライヴ録音。

ルトスワフスキを知悉するミスターSならではの練達の演奏というべきか。交響曲第1番はガードナー、サロネンという強力な新譜が最近リリースされたが、こちらはライヴ録音ということもあるだろうが、それらスタジオ録りの録音よりも、より音楽が生々しく感じられるし、張り詰めた緊迫感の表現力なども、流石というほかない。

「ハイフェッツ&ピアティゴルスキー RCA室内楽録音全集」CD21の感想


「ハイフェッツ&ピアティゴルスキー RCA室内楽録音全集」CD21
 ハイフェッツ(vn) ピアティゴルスキー(vc)ほか
 RCA 1950~1968年 88725451452
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「ハイフェッツ&ピアティゴルスキー RCA室内楽録音全集」CD21

・ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番
 イスラエル・ベイカー(Vn)
 ジェイコブ・ラテイナー(P)
 ウィリアム・プリムローズ(Va)
・チャイコフスキー:弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」
 イスラエル・ベイカー(Vn)
 ポール・ロゼンタール(Vn),
 ミルトン・トーマス(Va)
 ローレンス・レッサー(Vc)

ドヴォルザークのピアノ五重奏曲第2番はCD14にも収録されているが、このCD21ではヴィオラ奏者のみが違っている。CD14はジョゼフ・ド・パスクァーレだったが、こちらはプリムローズ。他の4人は同じメンバーで、録音年も同じ。CD14の方は1964年の11月に、CD21の方は1964年の3月に、それぞれスタジオ録音されている。最初はCD21の方をリリースする予定が、なんらかの事情でリリースできなくなり、CD14の録音を取り直してリリースしたというところだろうか。演奏内容はCD14と同様に秀逸。まあ、ヴィオラ奏者が違うだけでレコーディング時期も近いので、大きな違いはない。チャイコフスキーの方は音質の毛色が他と随分と違う。ややオフ気味で残響たっぷりという独特の音質で、個々のパートの線の分離が弱いかわりに、分厚いハーモニーとしての音の迫力が尋常でない。第1楽章の最後のあたりなど凄い表出力で圧倒させられる。

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